昨年11月のオープンから試行錯誤していたみたいだったけど、 3月7日からメニューを一新してリニューアルオープンするという。その前日の3月6日(土)に『100年前の味がよみがえる。日本最古の醤油ラーメンを再現』という特別イベントが実施され、食べに行ってきました。
この特別イベントは福島県郡山市にて「トクちゃんらーめん」を経営する小島進氏が発案した企画なんだろうけど、ご本人も来られて厨房で作業しておられました。ちなみに如意棒の店主と、このトクちゃんラーメンの店主との繋がりは何かと言うと、如意棒の店主はサラリーマンを辞めて、3ヶ月かけて北海道から実家のある明石までを自転車で走り、その間のラーメン店200軒を野宿しながら巡ったのだそうです。そして福島県郡山で食べに入った「トクちゃんらーめん」の味に感動し、それ以来、店主の小島氏と親しくさせてもらっているとのこと。

で、この日にしか食べられないと言う特別なラーメンのお味ですが、動物系スープと魚系のダシとが混ざり合った、あっさり醤油味。生姜の味が効いていてスッキリした感じがする。麺は昔なつかし系の中華麺。具もいたってシンプル。総合的に見て老舗ラーメン店だとか食堂とかで出てきてもおかしくないようなラーメンだけど、 100年前の味は、もっと不味かったんではないだろうか…と思ってしまった。麺にしてもスープにしても、やっぱり美味しく食べてもらわないとなんないので、現代風のアレンジも入ってしまわないと…。

写真は100年前のラーメン(1杯500円)。イベント企画だったので当然、このラーメンはもう食べられませんので念のため…。
なお、今回のイベントの売上金の一部(5万円)は、神戸新聞社を通じて社会福祉に寄付するとのこと。翌日からは心機一転リニューアルの一般営業開始。どんなメニューがあるか、また食べに行かなくては…。

店があった当時、僕は隣の須磨区在住の高校生だったんですが、父と買い物ついでに、たまに行った思い出のあるラーメン屋でした。
しかも!この記事の100年前の味がよみがえるイベントは、父と弟と3人で行ってました!
偶然ですね。
長時間行列に並んで行ったことはよく覚えてるんですが、正直、味はよく覚えていません(笑)
新長田エリアはお好み焼き屋が多てラーメン屋が少ない地なので貴重な存在だったのに、早々と無くなりましたよね。
土日のお昼なんて行列が出来ていたほどだったのに閉店してしまったのは何でだったのかなあ。
今は関東在住で、実家も須磨区から離れてしまったので長田へ行く機会も無くなってしまいましたが、機会があれば、ぶらりと街歩きしてみたいなと思ってます。
もう20年近くになるんですよね〜。
私はこの店がオープンした直後と、この100年前のラーメンの企画の2回しか行ってないんですが、感じたことは、この如意棒の店主は商売(接客業)に向いていないタイプの人だなあと当時は思いました。
店に来たお客さんに「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」の声掛けを店主は発せず、ヘルプで福島県郡山市から来ていたトクちゃんラーメンの店主・小島さんが声掛けしている。
その姿を見て、これってどうなんだろうと・・・。
そして、この100年前の企画の1か月後に閉店することになるとは…。
その後、郡山市のトクちゃんラーメンを訪問した際に、店主の小島さんから聞いたところ、如意棒の店の経営自体は順調で、お客さんもまあまあついていたらしい。しかし、店主のやる気が無くなったことで閉店したっていう…。
小島さんも残念がってました。